古今録験続命湯(《千金方》)
【組成】 麻黄(去節) 肉桂 杏仁(皮と先端部および双仁を除く) 炙甘草 当帰 川芎 人参 乾姜 石膏(砕いて綿に裹む)
【用法】 水煎服用。3回に分服し、1回の服用で汗が出れば癒える。発汗がなければ再服する。風に当たらないようにする。
【病機】 営衛空虚・風中腠理。
【治法】 扶正袪風・調和営衛。
【適応証】
(1)中風痱による身体の運動機能の麻痺・言語障害・意識朦朧・知覚麻痺・あるいは筋肉がひきつって寝返りができないなど。
(2)仰臥できずに起坐呼吸・咳逆上気による呼吸困難・顔面の浮腫。
以上は中医学的文献:陳潮祖著「中医病機治法学」より
続命湯の使用時期についての参考文献としては
続命湯を代表とする外中風邪と脳血管障害の関係